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妊活シンポジウムのお知らせ

[2016.09.19]

9月1日東北地方で初となる男性不妊診療と泌尿器科の専門医療施設を宮城県仙台市に開設いたしました。開院前から数十件の手術のお問合せがあり、開院日の9月1日から手術開始となりました。無謀と言われても仕方ない事態でしたが、初日の手術を希望された患者様のご期待と信頼に応えるため、8月中旬からスタッフ総動員で研修と準備をして全員一致団結して初日を迎えました。幸いにも受付部門、看護部門ともにこれ以上はないのではないかと思うくらい優秀な人材が、開院前から公開していたホームページを見て入職してくれました。そのおかげでスムースに初日の手術を無事終え、連日パーフェクトな手術ができています。顕微鏡下精巣精子採取でも無事運動精子凍結できました。引き続き安全第一で診療をしていきますので、皆様のご理解とご協力をいただけますようよろしくお願い申し上げます。精索静脈瘤に対する顕微鏡下低位結紮術、無精子症に対する顕微鏡下精巣精子採取術をこの10年間毎日のように手がけてきましたが、新しいスタッフが持ち込んでくれた叡智によりさらに手術手技は完成度を増したように思います。やはり仕事は組織ではなく人間がするものだという思いを新たにしました。当院では派手な広告や宣伝は一切していません(というかそこまでお金がありません)。当院を訪れてくださる方々は主に産婦人科や泌尿器科の先生方からのご紹介に加えて、これまで治療を受けた方々からの紹介やネットでの口コミを見て訪れてくださいます。そうした甲斐もあり、10月2日に宇都宮東部ホテルグランデで放送作家の鈴木おさむ氏をゲストとする妊活シンポジウムで男性不妊の最新の話題につき講演する機会を頂戴しました。参加希望の方はまだ若干の席が残っているかもしれないので、RADIO BERRY 028-638-7640までお問い合わせください。さて最近、厚生労働省が企画した調査により不妊治療の現場では男性側に原因があってもその治療が放置されたまま女性側に不妊治療が行なわれている現状が報告されました。こうした現状により不妊治療を受けておられる方々の大半は大きな損失を受けていると横浜市立大学泌尿器科の湯村寧先生が問題提起されております。講演では男性側の原因のために体外受精などの高度生殖医療を繰り返しているにもかかわらず結果が出ず悩んでおられる方々にも希望を持ってお帰りいただけるよう、一方でどうして男性不妊治療が女性不妊治療に比較して普及していないのかなど不妊治療に関わる問題点を整理して提言したいと思います。

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