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当院で実施する顕微鏡手術

私たちのクリニックでは、精索静脈瘤に対する顕微鏡下低位結紮術および**顕微鏡下精巣精子採取術(microdissection TESE)**を日帰りで実施しています。これらの手術は、術者の高い技術と豊富な経験が必要とされる繊細な手技です。当院では、これまでの豊富な手術実績に裏付けられた確かな技術で、安全かつ精密、そして迅速な日帰り手術を提供しています。

高性能な手術機器と精緻な手技

当院では、一般的な処置用顕微鏡ではなく、座標や焦点の操作をハンズフリーで行える高性能な手術用顕微鏡を使用しています。これにより、難易度の高い症例にも的確に対応することが可能です。さらに精索静脈瘤手術では、一般の施設ではコスト面から省かれることの多い血管ドップラー装置を導入し、肉眼で確認が難しい細かな動脈も温存しています。

microdissection TESEでは、単なる精子回収にとどまらず、顕微鏡下で状態の良い精細管を超選択的に採取。これまで他院で困難とされた症例でも、初回の採卵周期で数多くの患者さまの遺伝的なお子さまの妊娠・出産に結びつけてきた実績があります。

手術スタッフとチーム体制

当院の手術室スタッフは、採用時から顕微鏡手術の介助トレーニングを受け、術者が最大限のパフォーマンスを発揮できる体制を整えています。日本生殖医学会認定コーディネーター資格を持つ看護師の指導のもと、不妊治療に精通し、親しみやすいスタッフが術前・術後をしっかりサポートいたします。

顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術の特徴

  • 全ての動脈とリンパ管を温存し、手術に起因する陰嚢水腫の発生はこれまで認められていません。

  • 静脈は結紮だけでなく切断し、術野を完全可視化。動脈に癒着した静脈もしっかり処理し、再発を防止しています。

  • 的確な局所麻酔により、手術は完全無痛。導入から終了までの時間も短く、患者さまの負担を軽減しています。

  • 正確な検査と診察に基づいた適応判断により、手術後の自然妊娠率は70%以上という高い実績を上げています。

  • 無精子症と診断されmicrodissection TESEが必要とされた方が射出精子出現に至り、自然妊娠を達成した例もあります。

顕微鏡下精巣精子採取術(microdissection TESE)の特徴

  • 高度な顕微鏡技術で、セルトリオンリー症候群や抗がん剤治療や放射線治療歴のある難症例でも精子回収・妊娠実績があります。

  • クラインフェルター症候群では50%以上の精子回収率を維持。これまで多数の妊娠・出産例を輩出しています。

  • 欧米で回収困難とされたAZFb部分欠損症例でも、精子回収に成功した実績があります。

  • 補助治療による救済療法と組み合わせ、初回手術で回収できなかった方からも妊娠例が出ています。

  • 術後合併症は極めて少なく、丁寧な術後指導により安全性を高めています。

当院の顕微鏡手術の強み

私たちは単なる「手術の実施」にとどまらず、患者さまの将来の妊娠・出産まで見据えた治療を提供しています。どんな症例でも、一人ひとりに合わせた最善の手術方法を選び、安心して手術を受けていただけるよう、術前から術後まで丁寧にサポートします。

膨大な実績と確かな技術で、これまで困難とされた症例の方々の希望を叶えてまいりました。手術をお考えの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

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