11月14日＊15日名古屋市で日本生殖医学会総会が行われました。11月14日の男性不妊フォーラム：男性不妊マイクロサージェリービデオディスカッション再来で、FNA Mappingを通して無精子症について改めて考えるーNOAと術前診断した症例にmicro TESEを実施するのは本当に最適な方法であろうか？ーで講演をし、FNA Mappingのビデオを供覧いたしました。この中で本邦で行われているmicro TESEの後遺症の実態と共に、精子見逃しの可能性をデータで示しました。発表後、この度男性不妊症のガイドラインを作成された先生より、ガイドライン作成にあたり、FNA Mappingの意義を認めつつ、仙台と東京でしか実施できていない日本の現状を考慮して、micro TESEに推奨グレードAをつけざるを得なかったとの大変丁寧な説明がありました。本講演のオンデマンド視聴後に専門医の単位を得るために必須となるFNA Mappingについての試験問題が掲載されました。これで専門医の先生方においてFNA Mappingの認知度がさらに上がったように思われます。