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2023年micro TESE全例で精子回収に成功してます!

[2023.02.13]
FNA Mappingを導入して以来、micro TESEの精子回収率はクラインフェルター症候群を除いて100%を維持してきました。 2023年はクラインフェルター症候群でも全例で精子を回収できています。本日は関西から来ていただいたクラインフェルター症候群の方で、運動精子10本凍結できました。 かつてmicro TESEは精子が回収される方の方が少なく、医療者にとっても辛い手術でしたが、FNA Mappingを導入してからのmicro TESEは成功率が高いことより、生殖医療を提供する医療者のモチベーションを無精子症にとどまらず全ての方々に向けてかつてないほど高めてくれています。不妊治療では全ての方々に妊娠という結果を出せるわけではありません。しかしどうしてここまで多くの生殖医療機関において結果が出ない方々を支えていくことができていないのでしょうか?それは不成功となる治療サイクルが多い医療機関ほど、医療者のモチベーションは下がり、より温かみの少ない利益追求を目指した医療になっているためと思われます。そういう意味でFNA Mappingは無精子症の方々にとどまらず、より良い医療を提供するのに重要な役割を果たしていると言って過言ではないと思われます。

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