本日、仙台市消防局の救命救急士の庄子様を講師にお迎えして、心肺蘇生の講習会を実施しました。脳に酸素が送られないと５分で低酸素脳症となり、ダメージを受けた脳は回復できなくなってしまいます。人工呼吸がためらわれる場合でも、救急車到着までの心肺蘇生だけで低酸素脳症を回避できる可能性があります。救命救急士として長年人命救助に貢献されつつも、救急車到着まで心肺蘇生が実施されなかったために救命できなかった多くの事例への無念を庄子様の軽快なトークと分かりやすい説明の根底に感じました。昨今AEDの設置が進んでおりますが、心肺蘇生が基本的な救命手段であることを誰もが理解しなければいけません。そして医療従事者も心肺蘇生の重要性を一般の方々に啓蒙していかなくてはなりません。