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Paul Turek教授によるFNA Mappingの講演が仙台で行われます

来る9月30日と10月1日に仙台市で第20回日本IVF学会が開催されます。学会ホームページhttp://20th.ivf-et.net

学会では非閉塞性無精子症の方の精巣から精子形成部位を特定するFNA Mappingを考案されたPaul Turek教授が招請講演を行います。講演の題名はFinding Sperm in NOA Patients: Medieval or Modern?です。

現在日本では顕微鏡で精巣内を観察するmicro TESE/MD-TESEが行われており、個人的にもこれまで1000例もの方々の手術を行ってきました。しかし精巣の容積や個人差に由来する精巣実質の違いによっては、あるいは初回のmicro TESEで術者の習熟度が低いため十分に検索できていない場合などでは、再度micro TESEをするよリはFNA Mappingをする方が適している可能性があります。Turek教授の報告では初回のmicro TESEで精子が見つからなかったセルトリオンリー症候群の31%でFNA Mappingによって精子が確認されており注目に値します。

現在当院ではFNA Mappingで必要な特殊器材の製作納入が完了しており、診断する病理医と細胞検査士との打ち合わせを進めています。Turek教授の講演により、FNA Mappingに多くの医療従事者が関心を深めていただくことを期待するとともに、今後micro TESEの代替手術として定着させられるのか当院で検討していきたいと思います。

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