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前立腺がん・泌尿器がん検診

前立腺がんは、男性に多いがんの一つであり、特に50歳を過ぎた頃から発症リスクが高まります。早期には症状が出にくいため、定期的な検診がとても大切です。私たちのクリニックでは、前立腺がんをはじめとする泌尿器がんの早期発見を目的とした検診を実施しています。


前立腺がん検診の必要性

前立腺がんは、初期には自覚症状がほとんど現れないため、健康診断や人間ドックで偶然見つかることも少なくありません。早期に発見し、適切に対応することで、多くの場合でがんをコントロールできる可能性が高まります。

以下のような方は、ぜひ検診をお勧めします。

  • 50歳以上の男性

  • 排尿時に勢いが弱い、残尿感がある

  • 夜間頻尿が気になる

  • 家族に前立腺がんの既往がある方

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50歳を迎えられた方は、一度前立腺がんの有無をチェックされることを強くお勧めいたします。前立腺がんは初期には自覚症状がほとんどなく、早期発見によって治療の選択肢が広がり、体への負担を軽くすることが可能です。

当院では、直腸診(肛門から指を入れて前立腺を触診する検査)は必要と判断された方のみに実施しております。患者さまの不安や負担をできるだけ軽減できるよう心がけています。

また、ご家族(特にお父様や兄弟)に前立腺がんの既往がある場合は、ご本人も前立腺がんのリスクが高まることが知られています。そのため、40代のうちに一度PSA検査(前立腺特異抗原検査)を受けていただくことをお勧めしています。

さらに、60歳未満の方でPSA値が基準値内であっても2.0〜4.0 ng/mlの場合は、泌尿器科での精密検査が必要になる可能性があります。このような場合、検診でPSA高値を指摘されて受診される際は保険診療が適用されますので安心してご相談ください。当院では、PSA採血による検診を税込2,160円で実施しております。

あわせて、泌尿器がんについても知っておいていただきたいことがあります。2015年の推計によると、腎臓がん、尿管がん、膀胱がんなどの泌尿器がんは、日本人男性のがん全体の約24%(おおよそ4人に1人)を占めています。尿の出方に変化を感じた、血尿があった、夜間頻尿が気になるなど、尿に関する異常を感じた際は、どうぞ気軽に当院にご相談ください。早めの受診が、安心と健康につながります。

前立腺癌患者数推移

 

膀胱癌患者数推移

 

腎腎盂癌患者数推移


当院で行う前立腺がん・泌尿器がん検診

私たちのクリニックでは、以下のような検査を組み合わせ、前立腺がんや泌尿器がんの早期発見に努めています。

PSA検査(前立腺特異抗原検査)

血液検査で前立腺がんのリスクを評価します。PSA値が高い場合、前立腺がんの可能性があり、さらに詳しい検査が必要になります。

超音波検査(エコー検査)

超音波で前立腺や膀胱の状態を確認します。痛みがなく、短時間で終了する検査です。

尿検査

尿に血液や異常細胞が含まれていないかを確認します。膀胱がんや腎臓がんのスクリーニングにも有用です。

必要に応じたMRIやCT検査の紹介

PSA値や超音波検査の結果に応じて、より詳細な画像検査が必要な場合、連携する医療機関で精密検査を手配いたします。


前立腺がん・泌尿器がん検診の流れ

  1. 問診と症状の確認

  2. PSA検査、超音波検査、尿検査の実施

  3. 結果の説明(必要があれば精密検査のご案内)

  4. 必要に応じて連携病院での追加検査や治療のご紹介

当院では、結果説明や次の対応についても丁寧に時間をかけ、患者さまにとって納得のいく治療方針をご提案いたします。


よくある質問

Q1. 前立腺がん検診は痛みを伴いますか?

A1. 基本的な検査は採血、尿検査、超音波検査であり、いずれも痛みをほとんど感じることはありません。安心してお受けください。

Q2. PSA値が高いと必ず前立腺がんですか?

A2. PSA値は前立腺肥大症や炎症でも上昇することがあります。異常値が出た場合は、必要に応じて精密検査を行い、正確な診断をいたします。

Q3. 検診結果はどれくらいでわかりますか?

A3. PSA検査の結果は通常1週間ほどで判明します。結果が出次第、当院よりご連絡し、詳しい説明をさせていただきます。


院長より

私たちのクリニックでは、地域の皆さまが安心して検診を受け、早期発見・早期治療につなげられる体制を整えています。前立腺がんをはじめとする泌尿器がんは、早期であればあるほど治療の選択肢が広がり、日常生活への影響も最小限にできます。少しでも気になる症状がある方、50歳を超えた方はぜひお気軽にご相談ください。一緒に健康を守っていきましょう。

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