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FNA Mappingの威力

[2020.10.09]
FNA MappingをDr. Turekの指導のもと日本に導入してから3年目となり、明確な成果が得られてきました。AZFに重篤な欠失があり、精子回収は極めて困難と予測されたセルトリオンリーの方の左右合計36箇所の検体のうち1箇所(精巣外縁最深部)からFNA Mappingで精子の存在が確認され、片方の精巣のその部位に限定した小切開手術のみで十分量の成熟運動精子がバイアル8本に凍結できました。これまでmicro TESEを1400例ほど手がけてきましたが、FNAMappingの結果が無ければこの方に関してはmicro TESE単独では精子を発見することはできなかったであろうと思われました。さらに本邦で数多くのmicro TESEを自前で実施する体外受精施設でmicro TESEを両側精巣に対して受けたものの精子が見つからなかったセルトリオンリーの方ですが、FNA Mappingを左右合計36箇所に対して実施したところ、精巣尾部の最深部1箇所から精子の存在が確認されました。同部位に対してmicro TESEを実施したところ成熟精子が確認され、凍結保存して顕微授精を実施したところ、5日目の胚盤胞にまで発育しました。現在The Turek Clinicにこれらの標本を送り精度の評価判定を待っているところです。こうした成果を根拠に、体外受精施設とは経営的に独立した男性不妊診療に対する支援を求めて学会、国会議員、行政に要望書を提出する活動を開始しました。体外受精の収益に依存しない男性不妊手術が成り立つようになることで、体外受精施設とは独立した男性不妊施設が普及しやすくなり、遠方から来られている患者さん方々が、身近な施設で適切な男性不妊手術が受けられるようなります。

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