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妊活シンポジウムで講演してきました!

[2016.10.05]

ベビ待ちカップル妊活×仕事徹底ガイド第1回”正しい知識で正しい妊活しよう”が宇都宮市で10月2日開催されました。スペシャルゲストに放送作家の鈴木おさむさん、企業パネリストにヤマゼン株式会社の山本里奈さんをお迎えしてのシンポジウムで、会場の宇都宮東部ホテルグランデは約200人の参加者で満席でした。小生は男性不妊診療の最新の話題という題名で講演させていただきました。講演では精索静脈瘤に対する低位結紮術とともに、無精子症に対する顕微鏡下精巣精子採取術(micro TESE/MD-TESE)など、これまでのデータに基き、詳しくご紹介しました。男性不妊専門医の知名度がまだまだ不十分で、男性の検査や治療が後手後手に回りがちである問題とその背景について、厚生労働省の調査結果を紹介しつつ、意見を述べさせて頂きました。そして今後の不妊治療のありかたにつき、いくつか提言もさせていただきました。座談会では鈴木おさむさんの切れの良いトークに加えて質問がビシビシ投げかけられ、その一つ一つに対して、医学生理学的な理論から不妊治療の臨床の実際まで、会場の皆様方にわかりやすく説明させていただきました。シンポジウム終了後、会場の方々から数々の感想や感謝の声を頂き、反響の大きさに驚いたの同時に、一昔とは明らかに異なる男性不妊に対する社会の関心の高さを感じました。これまで不妊治療と言えば女性側ばかりに目が向きがちでしたが、今後は少しずつ社会の意識が変わり、企業、行政そして国を動かしていってくれるのではないかという希望を持ちました。今回のシンポジウムは栃木県が企画したもので、11月6日に第2回、12月4日に第3回もあります。東北でこのような企画はまだ無く、宮城県や仙台市にも今後働きかけていきたいと思いました。僕ら医者を支えてくれるのは皆さんの善意とパワーです。がんばっていきます。

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